与えられた円の中心を求める

 

適当な所から適当な半径で円を描き、交点をAとします(今後はこんな事は表記しませんが・・・)。

 

Aを中心に適当な半径の円を描き、与えられた円との交点をB、Cとします。

 

点B、Cを中心に半径BA(=CA)の円を描き、A以外の交点をPとします。

そうすると、与えられた円の半径をRとすると、AP=AB/Rとなります(相似の2等辺三角形)。

と言うことは、半径APの円とABの円を使って、同じ作図をすればRが得られる筈です(R=AB/APだから)。

 

円PAと円ABとの交点をB’、C’とします(二つ上の図を参照して下さい。同じ事をしています)。

 

点B’、C’を中心に半径B’A(=C’A)の円を描き、A以外の交点をOとすれば、これが求める中心です。

 

凾oAB’、凾nAB’は共に2等辺三角形で底角Aが共通なので相似です。 後は省略します!

 

 

これは、定規とコンパスを使った作図より、線を描く回数が少ないですね!

 

この作図方法を見ればお判りの通り、円ではなく「弧」でも、その中心が見付かります。

 

dated 23 Nov., 2006